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タイ/Festival Camp/8/03~8/16

ゲストではなく村人の一員として仕事をする我々異邦人は、その存在だけで多大な影響を与えられたようだ。

日本人女性5名、タイ人男性1名のたった6名しか応募者が集まらなかったと知ったのは、現地の集合場所においてだった。世界各国からのボランティア15名と友達になる夢が潰え落胆したのも束の間。今ではこのメンバーでワークできたことを誇りに思っている。 Festival Campと題された当キャンプは、受入団体にとって記念すべき第1回目であった。宿泊場所であるKlong Hae寺院で行われた女王誕生祭の準備と当日の手伝いに奔走した1週目、寺内にある木々のネームプレートを作成しぶら下げていった2週目。

元々観光客もめったに来ないタイ南部の地域で、ゲストではなく村人の一員として仕事をする我々異邦人は、その存在だけで多大な影響を与えられたようだ。80歳に近いおばあさんが、「英語を勉強しなくちゃ!」と意気込んでいたと聞いた。イープン(日本人)が来ているという噂を聞きつけ、「是非学校訪問に来てください!」と近所の教師が寺まで訪ねてきたりもした。 初キャンプだっただけに、受入団体、ボランティア、村人間に何度も誤解や衝突が起こった。参加者のほぼ全員が途中風邪にかかるというハプニングも生じた。それら全てをひっくるめて、この夏の濃くアツい2週間は、私の一生の思い出である。キャンプを通じて出会った全ての人にKhob khun Ka(ありがとう)!