デンマーク/ The World in a Moving Garden/8/08~8/30

デンマーク/ The World in a Moving Garden/8/08~8/30

初めてのヨーロッパ。初めての一人旅。はじめてのワークキャンプ。

毎日、ドキドキ、わくわくの連続でした。ワークキャンプ初日、メンバーと初顔合わせをしてびっくり。日本人というかアジア人は私1人。他のメンバーはみんなヨーロッパ人、そして英語ペラペラ!みんなの話すスピードが早い早い!リーダーの言っていることもほとんど理解できないまま1日が過ぎていきました。そんな不安いっぱいのまま始まったワークキャンプでしたが、日がたつにつれていつの間にかそのような不安は消えていきました。

みんなで力を合わせて「Peace Shelter」完成を目指してハードワークをこなしたり、お腹いっぱい美味しいご飯を食べたり、スポーツやゲームを楽しんだり、時には真剣に話し合ったり、夜には満天の星空の下ボーンファイヤーを囲んで自分の国の歌を歌ったり、近くのビーチへ出かけて夕日が沈むのを眺めたり・・・・・・そんな毎日を過ごす中で、国も言葉も文化もバラバラな20人が確かな「仲間」となっていくのを感じました。
結構なハードワークで毎日へとへとになってしまったり、文化の違いから理解できずに苦しんだことももちろんあったけれど、全部含めて本当に素敵な仲間と時間を与えてくれたように、学校の先生、生徒さんや地域の方々にとって、素敵な集まりの場になっていれば良いなあと願っています。

インド/Sealdah/10/16-10/30

インド/Sealdah/10/16-10/30

このボランティアした経験を一過性のものにはしたくない

私が参加した時期は、他のボランティアがいなくて私だけでした。初めは、私一人だけということもあって緊張しました。だけど現地スタッフの中心的な方が分かりやすいようにゆっくりと英語で説明してくれたり、子どもたちも一緒に歩くときにすぐに手を握ってくれたりしたのでほっとしました。子どもたちは会ったばかりでも懐いてくれました。

ボランティア内容はまず駅にいるストリートチルドレンを探して、連れてきて歯磨きと手足洗いの手伝いをします。その後、勉強を教える場所に子どもたちを連れてきて2時間ほど教えます。最後にパンやバナナなどの食料を配って、終わりになります。

子どもたちを教える場所といっても単にシートをひいた場所でいわゆる青空教室のような感じです。親と一緒に駅で暮らしている子どももいれば、子どもたちだけの場合もあります。だけど子どもたちの多くの服は毎日着ているので汚れており、なかには怪我をしている子どもがいたこともあります。服を洗ってあげたりすることもできたらいいのにと思いました。

ボランティアをしている最中に警察官が駅で暮らしている人々を、駅から追い払うようにしている場面を目撃しました。確かに駅で暮らすことは他の人の迷惑になるかもしれませんが、この人たちも駅に住むしかないから住んでいるわけです。根本的な解決をするわけでもなく弱者を追い払う姿には、インドの根深い問題を見たような気がしました。

2週間のボランティアではやれることも限られており、ベンガル語を私が全く分からないため子どもたちにうまく教えきれないときもあり、歯がゆい思いもしました。

多くの子どもたちは熱心に勉強に取り組んでおり、この子どもたちを本当の学校に通わせてあげられるような日がくればいいのにと切に思いました。
このボランティアした経験を一過性のものにはしたくないと思います。自分ができること、しなければいけないことを今後考えていきたいです。

ヨルダン/Amman/Jordan/8/17~8/31

ヨルダン/Amman/Jordan/8/17~8/31

砂漠で眠り、砂漠で瞑想する朝は忘れられない貴重な体験である。

ヨルダンと聞いて、中東=危険と思い浮かぶ人が多い。しかし、ヨルダンはイスラエルとイラクという国に挟まれつつも、その両国ともうまく付き合っている中東の中でも比較的安全な国なのだ。そのヨルダンで、孤児のための学校、シュニラースクールで造園というワークキャンプに参加した。参加者は18人近くいた。ヨルダン人、アメリカ人、カナダ人、スペイン人、オランダ人などの21歳から60歳までが参加した。

夏のヨルダンでの野外作業は過酷だった。毎日35℃近くまで気温が上がり、昼間は暑すぎて危険。午前に働き、午後は昼寝、夕方から働き始めた。毎日毎日働いた。住むのはかつて孤児たちの寮だった場所で、子供たちともすれ違う。しかし、「子供へのトレーニング」「子供たちとの運動会」の予定は、予定のままで終わってしまった。初めての受け入れということもあり、うまくいかなかったこともあったようだ。日々肉体労働で過酷だったが、お陰でメンバーとの交流は深まった。

Freedayを使って行ったペトラ、ワディラムは忘れられない思い出のひとつである。プライベートバスを使い、まるで修学旅行気分だった。砂漠で眠り、砂漠で瞑想する朝は忘れられない貴重な体験である。

日々のワークの終わりに、ローカルのボランティア、カイス(18歳)に、ふと誘われたお宅訪問も貴重な体験だった。中東の中のクリスチャン・ファミリーの文化は、これまた新鮮だった。シュニラースクールは比較的アンマン都市部に近いこともあり、ワーク後に街のカフェに行ったり、買い物に行ったり、フリータイムの過ごし方も充実することができた。

ワークキャンプ中の日々の過酷な労働には、と考えたこともあった。しかし、キャンプに参加して良かったと聞かれれば、大きな声でYESと言いたい。労働力以上に得られたキャンプのメンバーとの親交は、ワークキャンプの他に得られないものだからだ。キャンプ後も、パレスチナに詳しいメンバーとヨルダン川西岸を訪問したり、イスラエルでまた別のメンバーと再会したりと、キャンプの余韻はしばらく続いた。そして3年経った今でも、facebookで互いの近況を報告し合っている。誰も知らないヨルダンだからこそ、出会える素晴らしい人たちがいるのだ。