10期生
白石 仁子さん

白石 仁子さん

白石 仁子さん

活動期間:2013年10月~2014年9月

大学3年次終了後、ぼらいやーに参加。世界8ヶ国を周り、アイスランドで国際ワークキャンプ、日本・アメリカ・ウガンダで中長期ボランティアに参加。私がいる学部では半数以上の人が3年の後期から1年間、または半年の留学に行く。その状況で、自分が何をしたいかもつかめないままで、なんとなく2年の冬に交換留学の試験を受けた。まあ受かるやろ、受かったら行こうって思ってた留学。まさかの不合格。勉強不足やし、留学に対するやる気が足りないと教授からの指摘。今までこういうことで失敗したことなかった自分には衝撃で、自分が今までの人生(20年しか生きてなかったけどそれでも)でどれだけ自分に甘かったか、なんとなくでいつも上手くいってきたか思い知った。中高一貫校に通って、大学に入って、普通に過ごして来た自分。なんか自分がこのまま周りの流れで留学したら、このつまんない人生もっとつまらんくなるやんって思った。うちがやりたいことって留学なん?違うんちゃう?って何回も考えて探して。うちがやりたいことに当てはまることって何なんやろって悩んでたときに出会ったんが、NICE!ホームページでぼらいやーのページを見てビビビってきて、大阪での説明会に参加して、あ、うちがやりたいんこれなんちゃう…!ってなって決めた。他人と同じことをやるのがとても嫌いなわたし(これもぼらいやー中に気づいたけど)やから、自分の好きなことを選択出来る、ボランティアできる、旅も出来るって最高やんって、合ってたなと思います。

世界地図

訪問した国

ボランティアに参加した国
日本アメリカ→カナダ→アメリカ→ウガンダ→デンマーク→フランス→アイスランド →日本

1年間の流れ

活動開始日(出発日)~活動終了日(帰国日)
2013年10月24日 ~ 2014年8月1日
名前:白石仁子 のりぴー(学生)

活動していたスケジュール
10月
事前研修合宿、上海旅行
24日〜 中長期ボランティア@福岡県八女市黒木 中長期キャンプ途中参加。初日から鴨さばきなど貴重な経験。
11月
〜22日 黒木
アメリカの中長期ボランティアACEへの申し込み完了、アメリカビザの取得
12月 13日〜 出国(成田)・渡米!
アメリカ南西部/北東部、カナダ北西部の旅行。憧れNYCでニューイヤー❤
1月 〜7日 旅行 〜11日 サンフランシスコ観光
11日〜 中長期ボランティア@アメリカ ACE California
2ヶ月のキャンプ開始。1〜3回目のプロジェクト参加。カリフォルニア州内で。
2月 4〜6回目のプロジェクト参加。サンタカタリーナ島に!
航空券取得。サンフランシスコに旅行、サンタバーバラに旅行。
3月 8日〜 ACE Arizona
1・2回目のプロジェクトはネバダ・ユタ州で。ザイオンパーク/アンテロープキャニオン/ブライスキャニオン、ラスベガスに旅行。
4月 3・4回目のプロジェクト。グランドキャニオンノースリム!
メキシコボーダーへドライブ、ラスベガス旅行(再度)。ウガンダの中長期ボランティアに申し込み、航空券取得。
5月 5日〜 中長期ボランティア@ウガンダ UPA Sweet Home 幼稚園での教師、お手伝いなど。
20日〜 Angel’s Centerにプロジェクト変更。障がいのある子どもたちのための施設。先生の手伝い、衛生指導、一緒に歌・踊り・外遊び・お絵描きなど。
6月 UPAのブランチであるUPACTのナショナルシアターでの演奏。手伝い。強盗事件・ウイルス性腸炎による高熱など経験。マチソンフォール・サファリ・ジンジャ・シピへの旅行。
7月 2〜10日 コペンハーゲン・オーフス デンマーク人の友人と、デンマークで留学中の友人に会う旅。 帰国の航空券予約。ワークキャンプ申し込み。
11〜16日 パリ 誕生日お祝い。革命記念日のパレード・お祭り参加!
16〜29日 国際ワークキャンプ@アイスランド WF Close to Nature 初めての2週間ワーキャン参加。環境保護活動・建築物保護活動など。 29〜30日 自分でちょっと旅行。
8月 1日 帰国(関空)
白石さんが参加した国際ワークキャンプ/中長期ボランティア
期間 分野 内容
日本 10/24 – 11/22 環/農 九州豪雨によって被害を受けた棚田の復興支援活動。遊歩道整備など
アメリカ 1/11 – 5/5 環境 国立公園の環境保護・整備など
ウガンダ 5/5 – 7/1 教育 障がい児童のための施設の教育活動・衛生指導など
アイスランド 7/16 – 7/29 環境 環境保護活動・建築物保護活動など

総費用:173万円

【内訳】
NICE参加費 約30万円
航空運賃費 約46万円
持ち物準備代 約10万円
海外旅行保険 約15万円
予防接種費 約10万円
旅行中の宿泊や食事、その他 約62万円

01
応募のきっかけ

白石 仁子さん応募のきっかけ

大学に入ってから当たり前にいつかは行くと思っていた、1年間の「海外留学」に疑問を持ち、新しい世界で自分の成長を実感したい!と考えたのがきっかけです。
大学3年生になる前、そろそろ夏からの留学について考えなければと思い、先輩や友人にたくさん話を聞きました。色々な考えがあると思いますが、そこで私は、『大学に入学してからの2年間、授業やサークルで留学生の友人と過ごしてきたし、国際交流だけがしたい訳じゃないな。普段の生活でいつも英語を勉強しているし使っているし、ただ語学留学したい訳でもないな...』などと、自分自身を見つめ直すことができました。
『せっかくの自由な1年間、これまでとは違う全く新しい世界、人、組織の中に飛び込んで、挑戦したい!』と決意した私は、ぼらいやーの募集を見つけた時、『これだ!』と、迷わず申し込みをしていました。それまでに東南アジアでの長期バックパック旅行をしたり、様々なボランティア活動に参加したりしていたことも自分に合うと思った決め手のひとつです。

02
インタビューや事前研修

白石 仁子さんインタビューや事前研修

事前研修前までは、本当に迷いの連続でした。もちろんNICEからのサポートを受け、少しずつ準備はしていたものの、地方だったこともあって同期と会ったことがなかった上、スケジュールを考えたりボランティアを調べたり、どれに応募しようかどこの国に行こうか、考えることいっぱい、不安いっぱいで焦っていました。
しかし、事前研修では、ぼらいやー経験者の先輩たちがスケジュールの立て方、ワークキャンプや中長期ボランティアの選び方、旅の仕方などなど、たくさん為になる経験談を話してくれ、親身になってアドバイスをしてくれたことが本当に助けになりました。そして何より同期との出会いで、『一緒に頑張るぞ!』という気持ちが芽生え、不安は段々やる気と決意に変わりました。

03
活動中

白石 仁子さん活動中

活動の軸は中長期ボランティアでした。活動期間10ヶ月のうち7ヶ月半の間、4ヶ所で中長期ボランティアに参加していたんです!(笑)あとの2ヶ月は旅行、半月はアイスランドでのワークキャンプに参加しました。1カ所に2ヶ月というペースで滞在していたので、何ヶ国も旅をする同期を見てもやもやしたり、ワークキャンプの楽しそうな雰囲気に憧れたりと、もちろん葛藤はありましたが、何より私は中長期ボランティアの魅力にとりつかれてしまったのです!(笑)

白石 仁子さん活動中

①長期間滞在で理解が深まった
各土地の文化や人々の生活・ボランティアのニーズを深く知ることができるのが中長期ボランティアの醍醐味です!滞在期間が長いので、地元の人々とも良い関係を築くことができるし、そこから学べることがたくさんあって面白かったです。活動幅も大きく、現地のニーズを考えて自分から内容を工夫することもでき、各々が充実した活動になりました!

白石 仁子さん活動中

②仲間との深い絆
中長期ボランティアのメンバーとは、滞在中全てをシェアして過ごすため本当に仲良くなります!プロジェクト、ボランティアワークの時間はもちろん、部屋、料理、夜の時間、お休みや旅行などなど…世界中から集まったボランティアと文化の垣根を越えて共同生活をします。今でも頻繁に連絡を取る友人が世界中にできたことは、私の財産です!

もちろん、新しい土地で新しい人たちと過ごす長期間なので、期間中には困難な出来事や、我慢しなくちゃいけないこと、理不尽に思うこともたくさんありました。でも、お互いに理解や歩み寄りの努力をして乗り越えていくからこそ得られる信頼、お互いの成長、そして達成感は中長期ボランティアならではだな!と思いますし、そこが好きです。仲間と過ごした様々な時間、現地のために力を合わせて頑張った思い出は何にも変えられません。

04
帰国後(現在)

白石 仁子さん帰国後(現在)

将来の目標とか夢とか、海外に出たらそれってだんだん見つかるのかな...と思っていたけれど、自分の前にさらに大きな可能性が広がったというのが正直なところです。これから将来を考えるにあたって、世界中の多様な人、生き方を見てきた私が、彼らと同じように、またはそれ以上に、どれだけステキになっていけるのか!これからも、挑戦し続けたいなと思っています。

帰国して一番思うこと、それはこれからは『好き』を伝える人になりたいということです。海外で、「それいいね!」とか「それ好きだよ!」と直接伝えてもらえることがたくさんあり、気づいたことです。日本にいると、誰かの良いところ、好きなところを面と向かって「いいね!」、「好き!」なんてちょっと恥ずかしくて言えないかもしれない。でも、1年間海外で過ごしてきて、『好き』は人をしあわせにする大切なことばで、わたしは世界中の人からたくさんしあわせを分けてもらってきたんだな〜と。さらに、好き!のポジティブな気持ちを誰かに伝えようとしていると、自分の心も楽しくなっていることに気付きました。「あ、それ、すき!いいね!」は、人と人との距離を縮め、みんなをしあわせにする魔法のことばだと思います。

ぼらいやーに参加して感じたこと、得たこと

NO.1
妥協しないこと。こだわること。

すごく抽象的だけど、自分がやりたいと思うこと、興味のあることに出会えるのは運だと思うようになって、それを見つけたら運を逃さないようにつかまなきゃ!と全部前向きに考えて行動出来るようになった。なんでもいいや、とかこんなもんでいいや、とか思わなくなった。なんでもいいや思うようなものを続けていたら、自分の性格も考えもそうなってしまう。自己中心的になってしまうときもあるけど、自分が納得出来ることをやるように心がけた。中途半端はなし!

NO.2
コミュニケーション力。

かなりついたと思う。カリフォルニアでの最初の1ヶ月、それまでは英語はそこそこできると思ってたし、コミュ力もそこそこあるって実は自負してきたんやなーーーと気づいて、自分ばかやなって恥ずかしくなった。どっちの能力もこれっぽっちもないってことを思い知らされて、それを自分で受け入れてからは恥ずかしくても話す、わからなかったらちゃんと聞く、初めて会う人とか話したことない人に自分から「Hi!」って笑顔で話しかけるのを心がけて、かなり変わったと思う。英語で話すことが今までよりもっと好きになったし楽になった!

NO.3
出会いと思い出。

9ヶ月の活動中に出会った友達、お世話になったたくさんの方々、そしてそのみんなと共有した全ての思い出が宝物です。ぼらいやー10期のみんな、お世話になったぼらいやーの先輩方、NICEのみんな、ほんとにありがとう!